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teraのおとぼけ日記

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2013年 05月 25日

「ナイン」イ・ジヌクインタビュー

Vol.1 ― イ・ジヌク「『ナイン』のテーマは、私の台詞にある」

MYDAILY |2013年05月25日14時55分
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振り返ってみると、俳優イ・ジヌクは、数々の作品で重要な役を演じてきた。しかし、2013年の今になってやっと、
彼は自分の能力を十分に発揮できる最高の作品と出会った。

イ・ジヌクは、ケーブルチャンネルtvNドラマ「ナイン:9回の時間旅行」(以下「ナイン」)で、周囲の人々のために
9つのお香を焚いて20年前にタイムスリップし、過去を変える時間旅行者パク・ソヌ役を演じ、隠されていた演技力を
十分に発揮した。

「ナイン」が終了してから数日後、人生の中で最も難しいキャラクターを無事に演じきったイ・ジヌクに会った。彼は、
ドラマ開始前に比べてかなり痩せたように見えたが、表情は明るかった。

彼は「パク・ソヌという難しい役に出会って苦労したからか、体重が少し落ちました。『ナイン』がとても好きでしたが、
一方では難しい作業でした」と回想した。

イ・ジヌクは毎回、すべてのシーンで壁にぶつかった。上手くいくだろうと思ったが、実際に正面から立ち向かった
パク・ソヌという人物は、彼の予想を超えてはるかに複雑で難しい人物だった。

「脚本家に弱音を吐いたことがあります。毎回台本をもらって撮影をするのですが、毎日が挑戦でした。全ての
シーンで壁にぶつかり、いわゆる限界を感じました。そのとき脚本家が私に言った言葉があります。“やり遂げなさい”
その言葉が私を目覚めさせました。そのような感じでドラマの撮影中ずっと、スタッフと監督が私の手をとり、脚本家が
後押ししてくれました。このチームでなかったら、パク・ソヌはいなかったでしょう。このチームに会えたのは幸運でした」

「ナイン」は、単純で1次元的なメッセージのあるドラマではなかった。ドラマでよくある勧善懲悪もあり、「世の中に
タダはない」という高次元的な教えもあった。イ・ジヌクは「ナイン」のテーマを19話の彼の台詞の中から見つけた。
過去に閉じ込められた彼が、死を目の前にして友人ハン・ヨンフン(イ・スンジュン)に送ったメッセージの中で発見した。

「繰り返される生命の中で、いつも私のそばにいてくれた人々。その運命を選択してくれた人たちに改めて感謝している。
毎回、どの生涯でもいつも私の真の友達になってくれた君に感謝する」
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「初めてその台詞を見て、とても言葉にすることができませんでした。涙がとめどなく流れました。ソヌは、自分の
周りの人々への感謝を、死を目の前にして“改めて”悟ったんです。私は、この台詞を理解して涙を流せる人が、
まともな人生を生きている人だと思います。もし涙を流せなかったら、ドラマをもう一度見ることをお勧めします。
それでも駄目なら、もっと年をとれば理解できるようになるでしょう」

毎回予想だにしない展開が続いた「ナイン」は、ドラマ自体も高い人気を得たが、「イ・ジヌク病」「イ・ジヌクの再発見」
など、イ・ジヌクへの賞賛がドラマの放映中ずっと続いた。特に、イ・ジヌク化されたパク・ソヌではない、別のパク・ソヌは
想像できないという意見も多かった。

「そう言われると本当に恥ずかしいです。でも、このドラマが成功したのは、私だけでなく全ての人々が集中したからです。
私は良い監督、良い台本を見ながら、力をもらいました。制作陣とスタッフは、最初からこのドラマに全てをかけていたと
多くの人々がそんな考えを持っていますが、全ての人がそうではないのです。だから、私は本当に幸せ者です。
私は監督とスタッフを見てこのドラマを選び、監督は、脚本家、スタッフ、私に生死をかけました。スタッフは私、
監督、脚本家を見て信頼しました。お互いがお互いを好きになり、協力したからこそ『ナイン』が愛されたのであって、
決して私一人の功績ではないんです」

「ナイン」は、時間旅行者パク・ソヌの話が大部分を占めた。展開上パク・ソヌとチュ・ミニョン(チョ・ユニ)のロマンスの
割合は少なく、それほど注目されなかった。二人のロマンスについて心残りな点はなかっただろうか?

「ロマンスが似合うドラマではありませんでした。大衆の嗜好に合わせるドラマでもなかったですし。だからケーブルドラマ
に向いていたし、脚本家は自分の考えを全て出すことができたんです。大衆の嗜好に合わせようとして恋愛要素が
多かったら、『ナイン』の持つ魅力を失ってしまったでしょう。この世で最も大切なものは愛ですが、ドラマで恋愛を
扱えば、おそらく愛が捨てられた感じがしたかもしれません」

インタビューの最後で、イ・ジヌクは「ナイン」について「多分、30代になったからこのドラマをより一層理解することが
でき、パク・ソヌを演じることができたんだと思います」と語った。

「熾烈な時間を過ごした20代が過ぎ、自分を振り返ることができる30歳を過ぎました。ようやく余裕を取り戻し、
自分の周りに目を向けることができた時、その時になって初めて、周りの人に対するありがたみが分かったんです。
20代だったら、『ナイン』の中に隠されている意味を正しく理解できなかったかもしれません。今この時点で、この作品に
出会えて幸せでした」
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元記事配信日時 : 2013年05月21日07時11分 記者 : イ・ジヨン、写真 : ユ・ジニョン

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Vol.2 ― 「ナイン」イ・ジヌク“パク・ソヌを通じて演技への扉を開いた”

MYDAILY |2013年05月25日14時55分
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ケーブルチャンネルtvN「ナイン:9回の時間旅行」(以下「ナイン」)で、自身が演じた一番複雑な感情を持つパク・ソヌと
別れて、落ち着いたように見える俳優イ・ジヌクに会った。

「第19話でパク・ソヌと別れて、『そう、パク・ソヌの手を離してあげよう』という気持ちが大きかった。とても心苦しい人物
でもあったし、パク・ソヌのことを思うと胸が痛くなった。あの時、彼と別れないと僕の方が大変だっただろう」

イ・ジヌクの言葉の通り、ドラマで演じたパク・ソヌと別れたばかりの頃に会った彼は、インタビュー中ずっと明るい姿
を見せた。

「パク・ソヌと別れて辛くなかったと言うと、それは嘘になる。役から抜け出すのは簡単なことではないから。でも、
意図的に笑って、はしゃごうと努力した。言葉通り、演技は演技だから」

演技とは言ってもパク・ソヌとイ・ジヌクのシンクロ率は100%に近かった。“イ・ジヌクの再発見”という評価を受けるほど、
ドラマ「ナイン」のイ・ジヌクは俳優として一層成熟していた。しかし、彼の卓越した演技は、前作「ロマンスが必要2」の
時から始まった。深みのある内面演技と一層色濃くなった眼差し、「ロマンスが必要2」の彼は心から演じていた。

これに対しイ・ジヌクは少しためらってから、「『ロマンスが必要2』を通じて“演技への扉”を見つけた」と慎重に語りだした。

「今は集中すべきことに集中できるようになったと思う。『ロマンスが必要2』に出演して演技への扉を見つけ、『ナイン』を
通じてその扉を開いた。今では、僕が直接その扉を開いて、その中に何があるのかを確かめられる。年を取って
その扉を見つけたとも言えるし、俳優としての限界にぶつかって、もがいていた時に扉を見つけたとも言える。その扉は、
考えなければならないことや僕のやるべきことをしっかりと見えるようにしてくれた」

演技に通じる“扉”について語っていたイ・ジヌクは、もっと早くその“扉”を見つけられていればと残念な気持ちを滲ませた。

「その扉を見つけてから、どうして誰も僕にこんな話をしてくれなかったのかと悔しく思うこともあった。もっと早く誰かが
こんな話をしてくれていたら、あるいは方向だけでも教えてくれていれば、僕の俳優としての人生は今とは違うものに
なっていたのではないかという残念な気持ちを持っていた。でも、改めて振り返ってみると、当時誰かが僕にそんな話を
してくれたのに、僕が気付かなかっただけかもしれないと思った。今、僕がその話をしても、新人俳優たちには分からないように」

俳優について語っていたイ・ジヌクは、ドラマで自分の青年時代を演じたZE:Aのヒョンシクについても語った。ヒョンシクと
イ・ジヌクはよく似ていた。イメージや口調も似ているが、二人の雰囲気はストーリーが展開されるにつれ、葛藤が
深まるにつれ、ますます似ていった。

「僕がヒョンシクと同じ年齢だった時は、あんなに上手く演じられなかった。本当に上手くやっているし、頑張り屋だ。
そんなヒョンシクに初めて会った時、『この子が僕のことを好きになってくれたらいいな。イ・ジヌクという俳優じゃなくても、
パク・ソヌを演じるイ・ジヌクを好きになってくれたらいいな』と思った。僕が一生懸命頑張る姿を見せて、その姿を
見てヒョンシクももっと頑張ってくれたらいいなと思っていたが、最後までよくついてきてくれた。それで、ますます似たんだと思う」

一生懸命に努力すること、それだけでイ・ジヌクが話す“扉”を見つけたわけではない。彼は、人生観と同じように
明確な演技哲学を持っていた。

「正しい心構えを持つ俳優になるべきだと思う。時間が経てば演技力は向上する。もちろん、絶え間なく努力するのは
当然のことだが、常に正しい心構えで演技に臨めばもっと大事なことを学ぶチャンスは必ずやってくる」

「ロマンスが必要2」「ナイン」を通じて演技を知ったと言う俳優イ・ジヌク。今後、彼はどんな演技を見せてくれるのだろうか。

「今まで通り、台本とキャラクターを優先する。特に演じてみたいというキャラクターはない。魅力的なキャラクターがあれば、
もう一度悔いのない演技がしたい」
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元記事配信日時 : 2013年05月21日07時24分 記者 : イ・ジヨン、写真 : ユ・ジニョン

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イ・ジヌクさんのインタビュー、謙虚で、深く物事を考えていて、心に沁みてきます。
じっくりと読んでみて下さいね。


by majintera2424 | 2013-05-25 18:49 | ナイン:9回の時間旅行


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